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2004.12.17

我が家の寒さ対策【前半戦】

冬本番といわれて、2ヶ月がたち、『寒いでしょう、大変でしょう、どんな暖房つかってるの?』って、いろいろな人から聞かれる今日この頃。ということであれば、横浜から移り住んだ新参者がどうやって寒さ対策をしているかをご紹介したいと思う。

まず、はじめに基本的な、拙宅のつくりをご紹介しないといけない。
簡単な見取り図にするとこんな感じ。
1いわゆる日本家屋の木造2階建て5LDK+S。1階が8畳と6畳の和室。これに10畳のリビングと6畳のダイニング。このほかに、5畳程度の納戸と2畳ぐらいある広いトイレ、8畳ぐらいあるバス+洗面所に、2つの和室を囲むように廊下と縁側がついてる。ダイニングの横には、その昔は土間だったと思われるところがあるのだけれど、隣にある大家さんの物置(自家製の味噌あり!)と挟まれたこの空間は、一応屋根があって扉があるので、屋内。このスペースに暖房用の灯油(60L)と湯沸し用のボイラーの灯油タンク(100L)がある。おかげで、雨や雪でもぬれずにこのスペースでストーブの灯油の補給ができるだけでなく、ソーラー湯沸かし器と灯油ボイラー自体もここにあるので、このスペースは適度に暖かくなっていて台所が冷え込まずにすんでいる。

この間取りをみていただければわかるように、北側に部屋がなく家の中心に部屋をあつめていること、和室と縁側は障子で区切られていて夏場も、部屋に直接日差しが差し込まずすごしやすいし、冬場は窓からの距離があり寒さがかなり和らいで助かっている。このあたりの考えられた家のつくりは、地元の家としての完成度を感じさせる。それに加え、自宅から50mぐらい北側に新幹線が走っているおかげで、騒音対策ということで、テラス以外のすべての窓が2重になっている。実際、音については、都会のマンションに住んでいた身にとっては、新幹線の通過音はまったく気にならないので、この2重窓の意味はさほどないのだけれど、冬の寒さに対する恩恵は大きい。たまにうっかり手前の窓を閉め忘れて一重窓になってるときがあるのだけれど、シンシンと冷気が窓越しに伝わってくる。また2階は、一階の暖房のおかげと日中の日当たりがかなりよいおかげで朝晩以外はほとんど暖房が不要だ。

と良いことだけ先に書いたのだけれど、もちろん悪いところも結構ある。

まず古い木造家屋だから、漆喰がだいぶ透いてきていること。冬になって壁を手で触るとかなり冷たくてびっくりするし、風の強い日には、隙間風がどこからともなく抜けてくる。また、床下の防寒・防湿がほとんどされていないために夏場は、地面からあがってくる湿気が畳にカビをつきやすくし、冬場は床が冷たくてなかなか部屋が暖まらない。
あわせて廊下や縁側は、暖房をつけていても寒い。また、北側が畑になっていることもあり、防風林になるものがなく、ふきっさらしのため北風が直接あたる風呂場とトイレ、納戸の温度は結構下がってしまう。

この欠点を踏まえて今の拙宅の暖房は、日常的に使う部屋を重点に以下のように行っている。

・4台の石油ストーブ(リビング、廊下、八畳の和室、二階の一部屋)
・2台のセラミックヒーター(洗面所、トイレ)
・電気マットによる床暖房(リビング、八畳の和室)
・パネルヒーター(2階の寝室)
さらに、各部屋の窓には、厚手の生地のカーテンをつけているだけでなく、断熱シートを窓に張った。

もちろん、一日中これらの暖房がすべて使われているわけではなく、人がいない部屋は止めてるし、廊下のストーブも廊下の温度が10度を切った場合にのみつけて燃料費の節約をはかっている。11月からの2ヶ月間での灯油使用量は、平均すると週30L程度。月にして、120L。灯油代が高騰している現状では、月1万円ちかくの暖房費がかかっていることになる。電気代は月13000円。あわせると2万ちょっとの光熱費がかかっている。

2世帯同居ということもふまえれば、横浜の頃の1.5倍程度。夏場の冷房による光熱費がほとんどかからないことを考えれば、年間を通したら横浜と大差ないだろう。しかし実は、これ以外に給湯器の灯油も実はかかっているのだけれど、ソーラー給湯器(SUNJUNIOR500)がついているおかげで、100Lのタンクの灯油のまだ1/4程度しかつかってない。2ヶ月で、25Lだから、ぎりぎり春までもつかどうかといったところか。ただ、このソーラー給湯器、古くなってきてることもあって給湯量が少ない。冬場はお湯を暑くすることも有るけれど、風呂&湯船が広いことが裏目にでて、お湯を湯船にためるのに1時間ぐらいかかる。そのため、寒い日は、ためている傍から冷めてしまうのだ。対処療法的に湯船に落し蓋のようにする保温シートを使ったりしているけれど、やっぱり氷点下を割るような寒い夜には最後に入る人間は足し湯をしないといけない。これについては、対策機器を調達しているので、到着次第投入の予定。これは、電気で風呂の湯船の温度を一定に保つもの。通販誌などにもでているのでご存知の方も多いとは思う。

といったところが、おおみそかまで、あと2週間をきった冬の前半戦を終えたところでの現況。冬の寒さに対する対応を踏まえて、自宅を立てるときの具体策が、だんだん明確になってきてるので、この冬が終わる頃は、しっかりとしたプランが描けてそうな気がする。土地の向きや植栽もふくめ、徐々にイメージは固まってきてる。

しかし、20年前に私が中軽井沢にいた頃に比べると、格段に暖かい。特に今年は暖冬ということもあるのかもしれないけれど、当時は、今ぐらいの頃は、朝起きると窓内側の結露した水分が凍結して霜になっていたものだった。よく晴れた日はダイアモンドダストも見えてたし。温暖化の脅威を本当に身近に感じるし、そういう意味では灯油を暖房でつかって二酸化炭素を使うのは、極力さけたいので、自分の家を建てるときには、十分そこを考慮したいと思っている。

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コメント

ta_tsuさま

軽井沢移住について調べているうちに、こちらのサイトに辿り着き、ぴりりとパンチの効いたコメントが面白くて、いつもブログを拝読しています。賃貸生活されているとのことでますます関心をもって読ませて頂いております。というのも我が家もまずは賃貸からはじめ、やっていけそうとなれば現地で気に入った土地を見つけたいと思っているのです。そこでta_tsuさんは現在のお住まいをどのようにして見つけられましたか?お勧めの不動産屋さんなどはありますか?もしよろしければコメントもしくは直接メールでご教示いただけましたら大変嬉しいです。
(そぐわないコメントでしたら申し訳ありません。削除してください。)

投稿: sarasa | 2005.11.08 16:50

ほそちんさん>
外断熱でセントラルヒーティングって寒い北欧やドイツとかで定番みたいですね。僕は、家をたてたらぜひ雪見障子をどこかにつけたいって思ってます。今は亡き福島の叔父の家にあったのですが子供心にあの障子の下半分が開いたときの感動って素晴らしいもんでした。

沓掛温泉さん>
ぜひ、お会いしたいです。こちらに滞在されているときにメールをいただければ、はせ参じます。

投稿: ta_tsu  | 2004.12.21 01:19

勝手に里山・畑構図と思い込んでいるだけです。それぞれのスケールで、そうした概念を持ち込んで見るのも、風の流れを起す上で役立つかと考えています。

光熱費ですが、私は高いとは感じません。印象としては、良くそこまで押さえ込んで、我慢されているなあ、と多分奥様の知恵と努力を想像しています。例えば、陽の当たる昼間はテラスかリビングで暖房なしで過ごす、とか・・・。

冬でも夏でもご都合の折り合う時にお目に掛かれれば、ウレシイデスネ。

投稿: 沓掛温泉 | 2004.12.20 09:34

光熱費のなかには、水道の凍結防止用の温熱シートの電気代も含まれてるんですよね。これ結構ばかにならないかなって思ってて、近々節電用のデバイスを追加する予定です。

投稿: ta_tsu  | 2004.12.20 01:16

すごい光熱費ですね〜 さすが。
友人の親の時代には「家の中でほっかむりしていた」そうなんですが(笑い事じゃない)。
私は家を建てる予定もなんもないですが、セントラルヒーティングというのか、よく寒いヨーロッパで見かけるヒーターパネルに憧れています。全ての部屋にはり巡らして適度な暖かさを保つ、あのシステムがある家に住みたい・・・と思っています。

投稿: ホソチン | 2004.12.19 15:29

>裏に林があり、南側にちょっとした開けた庭があると

素敵なお宅ですね。そのうちぜひ拝見させてください。南側が開けた庭(ナチュラルガーデン)で裏(北側)に、常緑樹と落葉樹を組み合わせた林があるとベストじゃないかと考えています。

そんな都合のいい土地が見つかるかが問題。しかも予算の範囲で(笑)。無ければ作るしかないかなって気もしてます。

投稿: ta_tsu  | 2004.12.19 08:53

変換ミス 手以降力=>抵抗力 失礼。

投稿: 沓掛温泉 | 2004.12.19 08:11

日本古来の住み方を知っていて、寒さに手以降力がある由、定住者の建てた家に借家住いがウッテツケ?ですね。
土地購入・新居を構想されているとのこと。一番楽しい、胸の膨らむ時期ですね。

以前に、人に聞いた話しですが、田舎の里山と藁葺屋根の家と畑・田圃とが局地的に、昼間は里山が高気圧、畑が低気圧、そして、夜は逆、つまり里山が低気圧、畑が高気圧、になると聞きました。藁葺屋根の家を昼は北側から涼しい風が吹き抜け、夜は南側から涼しい風が吹き込む、とだそうです。
海岸辺でも裏が松林、前が砂浜という配置では似たような事が起こるようです。

季節は夏の話でしょうが、軽井沢でも、裏に林があり、南側にちょっとした開けた庭があると、似たいような現象が小さいスケールでも起こるのかなあ、と思っています。わが小屋でも起こっていると感じる事がままあります。屋根が藁葺ではないのですがね。

投稿: 沓掛温泉 | 2004.12.19 08:08

最初から貸家に住むのは、リサーチ&トライアルという目的なので、やせがまんではなく大変勉強になってます。かみさんも、私も東北に親類が居て、古くからのそこの暮らしを昭和の時代から体感しているので、日本古来の過ごし方もふくめ、屋内の寒さに抵抗はないみたいです(笑)。

拙宅の新築については、今徐々にイメージが固まりつつあります。単に家のつくりだけでなく土地の形、樹木の配置も含め気候を考えたものにできそうです。来春から土地探しを始めるつもりです。

投稿: ta_tsu  | 2004.12.18 09:39

ご無沙汰です。借家住まいもなかなか大変のようですね。お見受けする所、普通の定住者の住い、と言う印象です。部屋を暖かくするより、沢山着て、温かい物を飲食して、温まって寝る、と言う日本古来の住まい方、でしょうか。

首都圏の我が住いの近所に小さな、と言っても10棟ほど、住宅展示場が出来かかっていて、先日プレオープンとかで、冷やかし半分見て来ました。断熱と換気が、最近の規制?に沿って、完備されていて驚きました。首都圏でもグラスウール相当で壁、床下10cm、屋根裏20cmと説明していまた。拙宅は築10年余りですが、それぞれ5cmでした。当時としては標準あるはおごっていたでしょう。軽井沢ではこうした新しい断熱材を豊富に使われると四季快適な住いを実現出来るでしょう。価格もお安くなっているようですネ。

投稿: 沓掛温泉 | 2004.12.18 09:08

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