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2007.01.30

町長選挙が終わって思うこと【次にむけて】

今回の町長選で現職が再選していろんな意味で失望した人は多い。私もその一人だ。

今回の候補者は現職と現町会議員のマッチだったわけだけれど、現職に挑戦するにはあまりに準備不足だと感じた。よく言われることだけれど、地方行政 は国政とは違い、政治力より事業運用力が必要だ。町というレベルでは、常になにかをやろうとするときに、少ないポケットでのやりくりが重要になる。福祉しかり医療しかり文 化事業しかり。また、はじめたりことを維持していくための経営管理能力が求められる。

残念だけれど、今回の選挙 を見る限り現職にも挑戦者(笑)にも、その能力が低いと私は思った。

それは、なぜか。

それは、両者の掲げた公約(マニフェスト)に具体性が無いからだ。
有権者が喜ぶような公約をうたうのは簡単だ。

たとえば、

『病院の医療項目を増やします』

『子供を育てやすい環境にします』

『町の景観や環境を維持すべく乱開発をストップさせます』

って公約が掲げられていたけれど、おのおのこれを実現させるための裏側の仕組みの説明が無い。これらを実現させるための原資がまったく見えないし、 運用していくための予算配分も見えない。事業をおこなうときに、お金の出入りを考えずにやるなんてことは、通常はありえない。町の事業のこの部分を民営化 して歳出を削減し、その費用を医療項目拡充に当てるって言ってくれて、はじめてマニフェストたるものではないだろうか。

乱開発をとめるにしても、開発によって町政が潤っているという側面もあるわけで、それを失うことを、どう補填するかというのも大事なこと。開発と経済効果を両立させるのは、どの地方自治体でも難しくて苦しんでいるのは周知のとおりだ。

 

だから、次の町長選には、かっこたる具体策をもった実務的な人材が出て欲しいと思う。でも、そのためには現時点で町会議員をやって支持母体をもっていることを前提としても、今から4年後に向けて準備するべきと思う。

まずは町政研究会を作り、現状の問題認知からはじめしっかりとしたブレーンを集め、現状の問題の認知から行い、町の持つコンピタンスを踏まえた、そ れらを解決すべきミッションを立てる。そして、ミッション遂行のための具体的なビジョンを練り、町長選の2年前ぐらいから、BLOGなどを使って自らの考 えることをきちんと露出する。

あわせて、リアルに車座集会なども豆にやって自らの考えを説くだけでなく、その考えに対する町民の声を聞いて、ブラッシュアップしていく。軽井沢 は、他の町とは違って別荘住民、地域住民、新住民の3つのレイヤーがあり、このレイヤーを縦に貫くビジョンをまとめるのは、かなり難しいからこの車座集会 は必須だと私は思う。

町長選ぐらいそんなことしなくても、って舐めてたら、いつまでたっても現職の利益誘導型のイメージ行政にストップかけられないと思う。われこそは!って町会議員の方いらっしゃれば、私は喜んでボランティアでブレーン参加させてもらいます。

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コメント

確かに今回の候補者の公約は具体策が無いですね。何かやるには裏があるってご意見ももっともです。きれいごとばかり言っていても、現実性が無いなら絵に描いたもちです。政治ってバランスの取り方が肝だと思っていますが、それを示すマニフェストが無いのでどちらの候補も中途半端です。となると組織票のあるイメージ行政が有利になっちゃうんでしょうね。賛否両論あるにしても『そのまんま東』氏が当選したのも、知名度以上にまともなマニフェストを作ったことにあると思います。単なる公約かもしれませんが、それを作れる能力があるだけでも評価できますしね。有識者による研究会、座談会は是非作ってもらいたいです。見識のあるブレーンを座右に置くことが第一歩だと思います。ta_tsuさんブレーンになったら是非応援させて下さい(笑)。

投稿: tooy | 2007.01.30 21:50

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