うなぎ藤舟

家族を連れて、土用の丑のうなぎを食べるべく、小諸の『うなぎ藤舟』にやってきた。正直に言って、軽井沢・佐久界隈は、おいしいうなぎを食べれていなかった。何軒か寿司屋とか和食料理の店で頼んでみたものの、どこも冷凍もの風の、どうみても自分のところで捌いて蒸した様子の無いものばかり。さてどうしたものかと、悩んだのだけれど、こういうときには地元の人に聞くのが一番と思い、佐久で老舗の旅館「老松園」をやってるoldpine氏に知恵をかりた。

oldpine氏それによれば、このあたりで美味いといえるのは、小諸なら「うなぎ藤舟」上田まで足をのばすなら「若菜館」のみ！というキッパリした答えをいただいた。まずは、上田の若菜館に電話してみたのだけれど、この時期お客が多いために、予約不可。つまり、上田まで行ってとりあえず並んで待たないといけないということ。私とかみさんだけならば、これもありだけれど年寄りづれには、これは厳しい。なので小諸の藤舟に電話したら、予約可とのことなので、家族3人で予約を入れた。

店に入って待つこと30分。出てきました。この写真は「特上」値段は1760円也。この値段は安い！鰻はふっくらと蒸しあがっていて、焼きは強め。でも干からびてるわけではなく、尻尾とかが香ばしい感じで良かった。タレは岡谷同様、やや甘めだけれど薄味のもの。肝吸いもしっかりだしが出ていておいしかった。先日私が食べた「神田のきくかわ」の焼き少なめの上品な味とは、また違う野太い食感だった。

ちなみに上は500円安く、鰻は横2列の1尾。特上はかなり多いので、かみさんとオヤジは上でよかったなーってのが食後の感想。あと、2000円になっていいから、果物とかデザートがついてると最後の口直しができてよかったとおもった。近所でようやくおいしい鰻が食べれる場所が見つかったので、oldpine氏に感謝。若菜館も土用の騒ぎが収まったら出張って食べてみたいと思う。