十文字中華そば 嶋田屋【埼玉・松伏町】

またしても軽井沢や長野とは無縁の場所のご紹介(笑)。でも美味いし、ぜひこの味は多くの人に体験してほしいとおもう。 今回、ご紹介するのは、秋田ご当地ラーメンとして最近注目されている『十文字中華そば』。

深夜のテレビ番組で紹介しているのを見て、どうしても食べたくなって、関東近県で食べられる場所がないか探したところ、いつも愛車のことでお世話になっている埼玉県越谷市の近所に、食べられるお店があることを発見した。松伏町って聞きなれない町名だけれど、越谷市と春日部市の隣の町だ。

これが、十文字中華そば。70年の歴史をほこるご当地ラーメン。テレビで紹介されていた十文字町（現在は横手市）のものとまったく同じ。十文字の中華そばといえば「超極細・ちじれ麺」「超あっさり醤油味」「強烈なダシと香り」、中華そばの具としては異例の麩がのっている。

極細麺は、全粒粉でカンスイなしなもので、腰があるのに粘りは無い。ビビン麺とか冷麺に似た食感だ。スープは本当に美味い。お吸い物とかお雑煮とか言われていたけれど、麺と絡めて食べているときは、ちゃんと中華そばを感じるのに、麺を食べ終えたあとスープだけ飲むと、関西のそうめんやにゅう麺のだし汁におもえるから不思議だ。写真は並盛りだけど、ラーメンだけガッツリ食べるのなら大盛がお勧め。

とにかく喉越しのよい食感の麺とスープは、未体験ながら懐かしいのだ。秋田で十文字ラーメンの御三家といえば「三角そばや」「丸竹食堂」、そして、「マルタマ食堂」とのことなので、いずれ食べに行ってみたいと思う。

こちらは、横手やきそば。目玉焼きに目が行くけれど、太い角麺の茹で麺に豚挽き肉とキャベツの具が乗っている。面白いのは、福神漬。普通の紅生姜と彩りは同じだけれど、これが結構横手やきそばを特徴付けてる。太麺の角麺は、やきそばとしてのゴワゴワした食感（私は好きだ）がしっかりとしていてボリューム感があるし、豚挽き肉炒めもうまい。焼き卵は崩して混ぜると薄口のソースとの相性がよくて美味い。

これが薄口のやきそばソース。さっぱりしているけれど、コクがあった。ちなみに、ホルモンやきそばってのもあったので、次はこれにチャレンジしたい。

場　　所 埼玉県北葛飾郡松伏町松葉1-4-7

ＴＥＬ 　　 048-991-1904 アクセス

営業時間 11:00～23:00

休　　日 水曜日（祝日の場合翌日)

席　　数 テーブル14席　小上がり4*2

駐車場 3台

値　　段 　中華そば（並盛）500円