やはり
村井氏が田中県政の総括をした昨日の記者会見では、計らずも村井氏が批判するためだけの浅い知識しか現県政について知らないという不勉強ぶりばかりが目に付いた。
以前、ここにも書いた木製ガードレールについても、上辺のコストのことのみしか理解せず産業構造には及ばなかったし、旧記者クラブ現記者センターになった経緯と実態の違いが理解されてなかった。これらは興味をもたなかった本人の問題もあるが、回りが正しく伝えてないとも思える。たぶん正しく伝えると不利益な人間が後援組織に居るのだろう。
また、ガラス張り知事室について見てくれだけで、実質が伴ったとは思えないと言うのならば、廃止するのでは無く実質が伴うように更に開示した行政にしたいと話すべき。伴わなかったから止めて旧来の密室政治に戻しますって論理は稚拙すぎて情けない…。村井氏が唯一評価した車座集会だが、これは選挙基盤の地固め目的との理解どまりと見た(笑)
こんな村井氏の発言の裏に感じるのは『閣僚まで勤め国政に携わった私にとって、田舎の県政ごとき…』という心根の元で、『現県政は所詮、政治の素人がやった向う見ずな政策』という本音だ。改革は逆走しないって宣う側から、人事については年功序列に戻し、組織も旧来の縦割りの部課制への後もどりを約束していることを見ると、昨今増えて問題になっている、高速道路の逆走事故を起こしてしまう高齢者を思い出してしまうのは、私だけだろうか・・・。
高速道路のランプを逆に登ってきて、逆走するクルマが次々と事故を起こす様子を見た人が、死ぬ気で逆走してくるクルマに体当たりして、とめた話をしていたが、この県政の逆走を停めるのは、前後左右に既得権亡者たちのディフェンスがつくことを、考えると並大抵なことじゃ出来ないだろう。逆走は、せっかく植えて育った新らしい地方政治のあり方を、すべてなぎ倒すだろうね。
どちらを指示した人にも田中氏の7日の県知事定例記者会見は一読に値するので、見て欲しい。村井氏もこの定例会見とそれをWEBに載せるという開かれた県政(一部らしいけど)は継承してほしいものだ。
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