蕎麦屋 小松庵【浜松町】

浜松町駅の近くで、大きな蔵戸が気になっていたのが、このお店『小松庵』。表のショーケースに並んだサンプルは、普通の蕎麦屋のメニュー。

ここの蔵戸は、我が家が入り口用に購入したものと同じぐらいの大きさ。実際この扉がどのぐらい重いのかを確認したくて、お店に入ってみた。

扉は、予想以上に重い。機密性をある程度高めるためだと思うけれど、締め切ったところでちょっと下に落ちるようなつくりになっているので、動かし始めるときの初動の重さは結構ある。女子だと片手は無理かもしれない。

店の中は、蔵戸から想像したとおりに、珪藻土による仕上げ。天井ダウンライトにせずに、スポットライトをつけて、その下には竹格子を組んであっていい感じだ。

同僚といったのでこの2品をオーダー。左が桂蕎麦で、右が掻き揚げ丼セット。桂蕎麦は、三つ葉、つま（大根）といくらの食感がいいし、大根と三つ葉がさっぱりしていてうまい。ぶっかけ蕎麦系としては、初めて食べる組み合わせだったけれど、結構はまった。掻き揚げは揚げだしと書かれているとおり、揚げたての厚手の掻き揚げに、めんつゆが程よくかけられていてうまい。

お蕎麦は、細めだけれど、しっかりと腰がある。食感は田舎蕎麦のようなざくざくしたものではなく、どちらかといえばヘギ蕎麦のようなツルっとした、のど越し感。めんつゆは薄口で甘さ控えめだ。これで、左が１０００円、右が860円というのもリーズナブル。蔵戸とインテリア見たさに入った店だったけれど、ちゃんと仕事をしているお店で当たりだった。

夜は、蕎麦ダイニングって銘打っており２階もあるので、今度は夜に立ち寄ってみたい。蕎麦焼酎の空瓶が大量に並んでいたので、常連客が多いと見た。