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2008.08.27

群馬で美味いものに巻かれる、その2:うなぎの老舗 泉新

2軒目は、高崎の東北に位置する絹の町桐生市にある、創業天保元年の鰻のしにせ「泉新」。

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天保元年からはすでに178年の歳月が流れており、暖簾に書かれているとおり現店主で6代目。


店内の、すでに7代目の名前が刻まれていた。

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1階は掘りごたつ式の座敷がメインで、2階は畳敷き。

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座卓を囲んで鰻を待つ間に話が弾むのは、日本家屋ならではの暖かさだ。

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鰻が出てくるまでのつなぎの一品がこの肝焼きとつくねのセット。肝焼きはオーソドックスなものだったが、鶏つくねはこの店の鰻以外のお勧めというだけあって実に美味い。中にいろいろな野菜がすり込まれているのがわかるけれど、決して鶏肉本来のうまみを邪魔していない。

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続いて出てきたのが白焼き。これで一人前。白焼きはその店の扱う鰻の質を知る上で一番わかりやすい。白焼きをして泉新が選ぶ鰻は脂が控えめで皮が薄めのものだとわかる。肝焼きのタレの感触だとさっぱり系のタレであり、この値段で天然物は無理だろうから、養殖物でも、そのタレが生きる天然物に近い小ぶりな鰻をあえて選んでいるに違いない。なにしろこの泉新のタレは創業以来たやすことなく継ぎ足されてきたタレであり、このタレのうまみあっての蒲焼に間違いないからだ。
白焼きは蒸らし具合の加減もよく、ふっくらとしていながら鰻の白身の美味さが味わえて美味かった。クルマでなければ冷酒を頂きたいぐらい。

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そして真打登場。上が並、下が大盛。違いはご飯の量のみ、鰻は先ほどの白焼きと同等の大きさのものだけとのこと。ちなみに、この並でも女性には少々ご飯が多いかもしれない。大盛はかなりがっつりと腹にたまる。

蒲焼の見た目はかなり濃い目の色具合だけれども前述したとおりタレはさっぱりとしていて見た目ほどの味の濃さがない。炭火で焼いた焦げ目の香ばしさも一品で、写真を撮っているのがつらいほど(笑)

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付け出しの肝吸も美味い。このほかに、おしんことデザート(今回はメロン)がついて2200円は安い。次回は、ここの白焼きでいっぱいやりたいなー。

このお店、営業時間がとても短い。昼が11:00~13:30(L.O)、夜が17:00~19:30(L.O)と各2時間半づつしか営業しないうえに、店内で食べるだけでなく持ち帰りの客もおおいので、昼も夜も予定数の鰻が終わったらLOを待たずに終了してしまう。予約なしの飛び込みで行って食べられる確立はかなり低いので、行くときは必ず予約を入れることをお勧めする。

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