【北軽井沢】ル・ボン・ヴィボン北軽井沢。
雪の北軽井沢にスノードライブにでたついでに移転してからずっと来たいとおもっていた、ルボンヴィボン北軽井沢店に立ち寄った。
もともとは、北軽井沢交差点近くの栗の木プラザにあったのだけれど、栗の木プラザが閉館した今年の春から、この場所に移った。栗の木プラザのときは狭いテナントのひとつだったこともあり、ビストロ的な佇まいだったけれど、元レストランカフェだった一戸建てに移ってロケーションが良くなって、ザガットサーベイ東京2009年版でフレンチのカテゴリーで料理の部門の最高点を獲った、吉祥寺のル・ボン・ヴィボンの暖簾分けとしての本領を発揮できるインフラになったと思う。
朝から降り積もった雪のなか昼をやや過ぎて訪れたにもかかわらず、店内には3組のお客様がいて、この店の人気の高さをうかがわせる。
この日のアラカルトのメニュー。大変魅力的な内容で、片っ端からオーダーしたい衝動に駆られるけれど、やっぱり、シェフお任せのランチコース3800円をオーダーして北軽井沢キュイジーヌを堪能することにした。以下の写真がその料理。
細かな説明は、その日事に素材次第で自在に変わるメニューだからあえて書かず簡単に。一番最初が前菜のソーセージ。塩加減が絶妙でプリミティブな味が美味しい。つけあわせのザワークラフトも食べやすくて日本人にマッチした味だった。次はかぼちゃのフォカチャ。かぼちゃの甘みが生きていて甘いがバターと良くあう甘さ。
その次はバーニャカウダ。野菜の美味しさは北軽井沢だから当然だとしても、ソースのバランスがすばらしい。アンチョビの臭みと塩気が程よくて野菜の甘みを引き立てる。もっとアンチョビの臭みと塩気が抑えられてたら物足りないだろうし、もっと立っていたら野菜の甘みが消されてしまっただろう。
その次が秋刀魚のソテーのパスタ。和風な味付けながらもいかにもの醤油味和風スパゲッティではなくきちんとパスタ。量的にもちょうど良くて次の料理が待ち遠しくなった。そして、メインがイベリコ豚のステーキ、見ての通りイベリコらしい脂身の甘さと肉汁をいかすミディアムレアな焼き上がり。その下が白身魚の香草焼き。ソースが抜群に美味かった。ちなみにランチコースでは、肉料理か魚料理の択一だから上記のどちらかになる。
最後はデザートバナナムースケーキ。ムースの甘さは控えめなので周りのソースとベリーが生きる逸品。
3800円のランチは贅沢だけれども、ランチコースでコレだけの料理を味わえることを考えればコストパフォーマンスは非常に高いと思う。軽井沢界隈でこの値段でこのクオリティの料理を出すところは無彩庵ぐらいだろうが、品数はこちらのほうが多い。
軽井沢からクルマで30分ほどの場所だから、今度は友人をつれてアラカルトを食べに来たいと思う。
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コメント
こごみさん、コメントありがとうございます。
このお店は、以前のカフェギャラリーのときに一度来たことあったんですけどね、あのときのお店より、ルボンにぴったりな場所だと思います。
栗の木プラザのときの手狭で雑然とした感じがなくなったのだけれど、キッチンが見えなくなったのはちょっと寂しいかもしれません。
お客様は、あの雪の中でうちいれて3組ですからね、前より入ってるんじゃないかなーって思います。
投稿: ta_tsu | 2008.12.19 13:08
ta tsuさん大変ご無沙汰しております。
おー、ル・ボン・ヴィボンの新しいお店行かれたんですね。
ウチは栗の木プラザにあった時には何度か食べに行ったことがあったのですが、新しいお店になってからはまだ一度も行ってません。
冬の平日でもお客さん入っていたのですね~
夏はとても混んでいるお店ですが、以前、鹿沢にスキーに行ったときに友人と立ち寄ったら休日のお昼時なのに私たち以外にお客さんが全然入って来なかったので、オーナーに尋ねたら、「冬はこんなもんですよー」って言っていましたけど、新しくなって冬のお客さんも増えたのかな?
投稿: こごみ | 2008.12.19 12:53