雪の榛名神社に往く。

正月三が日も明けた翌週、かみさんのリクエストもあり、関東有数のパワースポットといわれる榛名神社へ参拝した。

まずは参拝前の腹ごしらえと桐生市の金釜広沢店に、この時期限定の牡蠣釜飯を食べに向かう。

釜飯は、注文してから炊き上げるので、待つ間の箸休めはこれまた定番の鶏唐揚。

ネギの上からレモンと一緒にちょっとだけ醤油をたらして食べる。独特の天ぷら風の香ばしい衣としっかり味付けされた鶏肉のバランスが抜群。

待つこと30分で、釜飯登場。ふたを取った瞬間に立ち上がる牡蠣のかほりが素晴らしい。

金釜ならではの塩味ベースのさっぱりとした釜飯だから牡蠣のうまみが生きて美味い。あわせて牡蠣の下に引かれた刻み海苔のアクセントもいい。金釜で腹ごしらえをした後、榛名神社へ向かう。

榛名神社の山門に到着したのは、午後2時半過ぎ。天気は曇っているうえに先日の雪がしっかり残っているために、深山幽谷に来たような錯覚を覚える。

雪が残る参道を急がず慌てずパワースポットのパワーを体に浸みわたるように歩みをすすめる。パワースポットだから歩いても疲れないって話を聞いていたけれど、本当にその通りで10分ほど雪の中の登坂を歩いてるのにほとんど息が切れてないことに気づく。

15分ほど歩いて本殿前の御水屋に到着。見ての通りの寒さ。

御水屋の後の本殿へ続く石段。かなりきつい。

あと少しで登りきる！って思ったのだけど・・・あと2ターン。

振り返れば御水屋ははるか下に。

やっとたどり着いた本殿は、質素ながらも歴史の重みを感じさせる趣。

梁の細工が細かく微細に作られていた。

日が落ち始めた帰り道の参道は、今にも滑って転びそうな凍結路。それでも、のぼりの半分ほどの時間で参道をくだると、山門ごしに沈み始めた西日が綺麗に見えた。

往復と参拝で小一時間だったけれど、不思議と疲れは感じなかったのもパワースポットたるゆえんなのかもしれない。

最後に、参道には七福神が並べられていたので、その顔ぶれを。