今日の浅間山【噴煙あがる】

午後3時過ぎに外出したおり、ふと正面に見える浅間山の異変に気がついた。

山頂付近に、雲とは明らかに違う白い噴煙と、そこから軽井沢町内に向けて流れる煙の帯。5年前の噴火のときの状況によく似ている。

山頂付近をズームアップして撮影すると、たしかに水蒸気か火砕流が出ている感じだ。

さらにカメラを縦位置にして、ズームアウトすると、煙がかなり長く伸びているのが解る。軽井沢測候所の今日の浅間山の写真を見る限り、14時近くから噴煙の量がふえているのがわかる。気象庁の火山情報で直近の浅間山のデータをみると1月2日発表の情報には以下のように書かれており噴火はなかったらしい。

-------------------------------------------------

火山名  浅間山  火山の状況に関する解説情報  第３号
平成２１年１月３日１６時００分  気象庁地震火山部

＊＊（本  文）＊＊
＜火口周辺警報（噴火警戒レベル２、火口周辺規制）が継続＞

１．火山活動の状況（２日～３日１５時）
　今期間、噴火は観測されませんでした。
　噴煙高度は火口縁上概ね２００メートルで推移しています。

　２日以降、本日１５時までの火山性地震及び火山性微動の回数（速報値）
は以下のとおりです。
　　　　　　　　　　　　火山性地震　　　火山性微動
　２日　　　　　　　　　　１２７回　　　　　　４回
　３日（１５時まで）　　　　７２回　　　　　　１回

　火山性地震は引き続きやや多く、また、火山ガス放出量、噴煙及び火映の
状況から、山頂火口では依然として熱活動の高まった状態が続いていると考
えられます。
　山体周辺のＧＰＳ連続観測では、２００８年７月初め頃から深部へのマグ
マ貫入を示すわずかな伸びの傾向がみられています。

２．防災上の警戒事項等
　浅間山では、火口から概ね２キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火が発
生する可能性がありますので、これらの地域では、弾道を描いて飛散する大
きな噴石に警戒が必要です。
　また、風下側では、降灰及び風の影響を受ける小さな噴石に注意が必要で
す。
　火山ガス放出量の多い状態が続いていますので、風下側にあたる登山道等
では、火山ガスに注意が必要です。

　次の火山の状況に関する解説情報は、４日（日）１６時頃に発表の予定で
す。
　なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

＜火口周辺警報（噴火警戒レベル２、火口周辺規制）が継続＞-----------------------------------------------------------
とりあえずこの写真は15時以降のものなので、明日の発表を確認したい。