紅葉もゆる日々。
ここ数年は猛暑や残暑が厳しかったために、紅葉する前に枯れ葉となってちってしまうことが多く、残念なシーズンが続いていたが、今年は10年に一度の紅葉の当たり年と言われるだけに、見ての通り、窓に映り込むほどの紅葉が庭先に広がってくれた。
すでに町の東側や南側の紅葉のピークを過ぎてしまっているのだが、拙宅の界隈、町の西側のピークは、例年、1週間ちょっと遅目にやってくる。
気温は大差ないのだけど、日照時間の差はあるかもしれない。なので拙宅の界隈の紅葉がピークになるころが軽井沢の秋の終わりが近いという合図になる。
拙宅の周りをぐるっと周ると、いろんな紅葉をみることができるのも楽しい。
グラーデーションになっているモミジは天を仰ぐような高さにあって、遠目にもよく見えるご近所の借景(笑)だが、庭先のメイブルやドウダンも美しい。
そんな中でも、自分にとって一番のお気に入りが、北側の小川沿いの裏庭。
日当たりが、いまひとつ良くないことが功を奏して、他とは違った、ちょっとやわらかい紅葉を見せてくれる。
この小川沿いの雑木林も今年は黄金色の道も今年はみごとな黄金色に染まった。
栗やどんぐりなどが並ぶ雑木林は、リスなどの小動物以外にも、小川に水を飲みに来るイノシシや狐などの足あとが残る獣道。
そんな黄金色の道の入口にあるのが、このモミジ。まず黄色くなってから、部分的に赤みが入ってくるのがなんとも美しい。常緑の山吹の緑とのコントラストもいい。ちなみに昨年は黄色くならずに茶色に変色して散ってしまった。
北側のモミジと対照的なのが、庭の南側にあって樅の木の木陰に育つモミジ。未だに緑のままで、ちょっと渋目の錆びた赤がちらほらと見えるだけ。
例年、このモミジが最後の紅葉を見せてくれるのだけれど、これが紅く色づく頃は、すでに霜が降りるころで、周りの木々の紅葉がすべておわる錦秋の頃、まさに紅葉のラストバッターになる。去年はこんな彩りを見せてくれた。
拙宅をでて、北に向かう路地を歩くと、その先には、離山を一望できる場所がある。離山は、すでに紅葉のさかりを過ぎて茶褐色になっている。
ここに霜や雪が降りてシュガーライズのようになるまで、あとひと月しかない。
長い冬が、すぐそこまで迫ってきた。
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コメント
sabさんいつもコメントありがとうございます。
そちらは暖かいから、紅葉はまだこれからですよねー。
文中で書いた通り、我が家の地区は軽井沢でも比較的紅葉が遅い場所なので、うちがピークの時は
雲場池とか塩沢湖などの紅葉の名所はすでにピークを超えて終盤になりつつあります。
レンズはお察しのとおり、ノクトンです。今回はカメラがOM-Dになってるので、去年のE-PL3より解像度や深度の高い
写真が撮れてるはずだったんですが、僕が設定をちゃんと見てなかったために、画質がSuperFineではなく、いっこ下のFine設定
でした;;;そのために、ちょいともみじの明るい赤で飛んでしまってる感じになってしまったようで;;;
なので、なんとか今週中に時間を見つけて、リベンジしようと思ってます(笑)
投稿: ta_tsu | 2012.10.31 00:20
ta_tsuさん、こんにちは。
紅葉真っ盛りですね。
こちらはまだまだ後一ヵ月後くらいでしょうか?
楽しみにしているんですけど、こんなに綺麗なのを見ると
待ちきれない気持ちになります。
山吹とのコラボや黄色のアップは見事ですね。
レンズは例の固定焦点ですか?
シャープだけどギスギスしすぎてないのと発色が渋めで
好きな描写ばかりです。
投稿: sabu | 2012.10.30 17:10