【クルマ】996カレラ４S

今日は、ICHIO氏から９９６S４を引き取りに東京へ向かった。10時半に八重洲口前でICHIO氏と待ち合わせして、まずは、目黒のMIZUWAへ。ICHIO氏の９９７カレラSを受け取る。カーポートの置くにはきれいな赤の３５６Aが鎮座していたので、営業のT氏に売り物かどうか聞いてみると俳優の唐沢氏のものとのこと。うらやましかー。”た”氏ともここで合流したのだけれど、"た”氏の目当てのボクスターは試乗車はおろか、展示車も品切れとのこと（残念）。納車の手続きが済んだところで、次の目的地JetSetへ移動することに。写真は、移動途中の東名高速。た氏のARQ、996S4、997Sとつらなるものの、ICHIO氏の997カレラSは、馴らしのために３０００回転が限界なので、またーり移動。

道が込んでいたことと、ARQの純正MMSの冴えた(笑)ルート検索のおかげで、目黒から八王子まで2時間以上かかってしまう。ここJetSetでは、９９６についているICHIO氏のレカロシートを純正シートに戻す作業をお願いした。
きれいにシートがはずされて996のフロアがみえるのは、なかなか見れないショットだと思う。レカロから純正に戻す作業は、シートコントロール＆メモリのコンピュータの再設定もあるので、思ったより時間がかかり作業が完了したのは17時半。はずしたレカロを、た氏のARQに積み込みICHIO氏とた氏は横浜方面へ向かうとのことなので、ここで解散し、私は一人で圏央道経由で軽井沢にもどることに。

圏央道から関越に乗るあたりで、天気は一気に崩れて雨が落ちてきたのだけれど、雨が降って、初めて９９６S4の底力を実感させられる。JetSetの社長がカレラ４のウエット性能は本当に半端じゃないよ。って行ってのただけれど、Audiに慣れている自分にとっては、大差はないんじゃないかと思っていたのだけれど、それは大きな間違いだった。

というのも正直にいって、晴れている圏央道を走てる感じは、うちのチューンドTTRと996は大差なく、むしろ140ｋｍまでの加速はTTRのほうが速かった。しかし、雨がひどくなった上信越道では、本当に、驚きのスタビリティだった。TTはおろかオールロードですら、こんなスタビリティは感じたことがない。とにかくぶれない。設置感が希薄にならない。ドライと同じように、雨で前が煙がちな上信越道のコーナーをひらひらと走りぬける。トップスピードはTTRと大差ないのに緊張感は半分だから、すごく楽だった。

しかし、996の難しい側面も当然持ち合わせている。
まずは発進時のクラッチワーク。初心者に戻った気分になるぐらいセンシティブ。坂道発進なんかもう大変(笑)。サイドブレーキが甘いこともあり、本当に毎回ドキドキだった。今日一日で発進エンストは2回(笑)。いちどはシフトミスでサードだったのだけれど、もう一度は完全なクラッチミートのミス。とはいえ、た氏のおかげで、抜け道の細い道や急な坂道、渋滞路が続いたので自宅に戻る頃は、かなりうまくできるようになったけれど(笑)。

次は、アクセルオフのときのオーバーステア。TTRと味が違うけれど切れ込み具合は近い。シフトミスしてニュートラルになったときなど、結構ドキッとする。あとは、2速から3速へのシフトアップ。純正のショートシフト特有なのか、ギアのゲージが直線的に入らないので、ここでミスすることが何度かあった。シフトレバーのスプリングがもう少し強いといいかもしれない。

関越で、いつものTTR同様の速度域まで回したけれど、５０００回転超えてから、別の世界が広がるのがすごい。音も違うしアクセルについてくるトルクも違う。ここをキープして峠を走れたらかなりなものだと思う。今の私でそこまで覗くことができるのか、わからないけれど、まずはクラッチうまくならないとね(笑)

本日の走行距離約200ｋｍ
平均燃費：7.2ｋｍ（意外と良し！）