【グッズ】996カタログ入手

実は、996C4Sを譲り受けると決めてから、ずっとこのカタログを探していたのだけれど、ようやくヤフオクにて見つけ入札できた。3000円＋送料500円。高いといえば高いが、すでにディーラーには絶版でないものだから致し方ない。どういうコンセプトで何が語られていたのかを改めて知りたいと思っていたので、じっくり読んでしまった。

ポルシェのカタログは、ボクスターやカイエンのものもそうだけれど非常に良くできている。フィロソフィーがきちんと語られ、製品の各機能の目的や必然性、優位性が明確。だから読むと間違いなく、物欲＆購買欲がメキメキと高まる。カタログというより短編の文庫本。すでに、このクルマを手にしている私が読んでも、このクルマの何がすばらしくて、何が素敵で、何がオーナーに与えられているベネフィットなのか、しっかりと伝わってくるから、すぐにキーを持ち出して、このカタログで語られていることを確かめたい衝動に駆られてしまう。幸い今晩は、旧知の友人としっかり呑んで帰ってきたから、乗り込まずにすんだけれど(笑)

国産車はおろか、メルセデスやBMW、アウディのカタログには、こういう魔力が無い。あくまでレストランのメニューのようにきれいな写真と製品の売りだけが述べられているものばかりだ。そういえば、昔もらったフェアレディZのカタログが、たいへんポルシェチックなつくりだった。でも、クルマそのものにフィロソフィーや必然性、目的などを語れるべき部分が少ないために、うめあわせるための観念的なイメージ表現がおおく、結局読み終わってなんだか味が薄いという後味だけが残った。

そして、もうひとつ私が欲しかったのが、996カレラ４Sのミニカー。ディーラーに運よく在庫があって、すかさず購入した。残念ながら色はラピスブルーではなく『バサルトブラックメタリック』。元からメーカーが用意しているのが、これと『アークティックシルバーメタリック』なのだから、致し方ない。遠めには、似た感じだしね(笑)