【クルマ】東京モーターショー雑感②(国産車編)
このサイドビューを見て思うのは、フロントビューのみ新しさを出しただけで、全体のデザインとしての新しさは皆無ということ。ある意味昭和のスカイラインを踏襲していて、当時のアメ車的なテイストも十分に演出されムスタングやトランザム、コルベットぽいサイドビューだ。
リアビューについては、GTRは、すでにミニクーパーなみのアイコン化された車ということが明白。ケンメリの要素やR32や色んなスカイラインがこのラインに見え隠れしている。発売されるときの価格はM5やS4並らしいけれど、たぶん売れるんでしょうねぇ。
日産車の中での私のお気に入りはFORIA。全体のデザインの印象は、初代シルビアクーペだけれど、観音開きの4ドアにして居住性をアップしたあたりがいい。
リアビューも、ちょっとファット過ぎるけれど、きれいにまとめられているし、内装も、ティアラ以降の日産車どおり、上質感を感じさせるデザインでまとめてあった。トヨタがレクサスで四苦八苦してるのに比べて雲泥の差だ。このあたりルノーのおかげなのかもしれない。
今回一番見たかったのがこのPIVO。キャノピーが回転して前後左右自在に運転席の向きを変えられる。やっぱりこういうコンセプトカーが出てこないとモーターショーは、盛り上がらない。デモショーを運よくビデオに撮影したので、キャノピーの周り具合も含め、とくと、ごらんください。
がっくり来たのがこのクルマ。大人のホビーとしての車を作ったはずなのに、大人の持つモノとしての完成度や質感がない。軽のときは、いろんな意味で安っぽくてもいいと思えたけれど、普通車サイズもそのまま造ってくるとは思わなかった。
こちらのスマートロードスターとほぼ同サイズであることを考えてみれば、何が及ばないのかよくわかると思う。こういう実用性の無い車におけるコストパフォーマンスの質を考える必要があるということをメーカーはわかって欲しい。時計にたとえるなら、CASIOとSWATCHの差とでもいうのか。
というところで、国産編はおしまい。あれー日産とダイハツだけかよ?って言われそうだけれど、それ以外にも、イロイロ見ましたよ。スバル、スズキ、トヨタ、マツダ、三菱。でも、写真に撮りたいと思うものがほとんどなかったし、琴線に触れるものもなかったので割愛しました。関係メーカーのみなさん、あしからず。
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