【ドライブ】氷点下5度の夜練
『ちょこっとその辺出てくるよー』と、意味不明(笑)な言葉を残してTTRQを車庫から出動させる。アイスバーンで遊ぶにはこいつに限る。カレラはスタッドレスが高速重視だからアイスバーンのグリップが弱いしテールに大きな重石を積んでるから、暴れると手に負えない。オールロードは安定志向が強くて、かなり大げさに振り回さないと滑らない(笑)。
その点TTは、ショートホイールベースのよさとハルデックスの妙技で、凍結路で結構気持ちよい。写真のとおり女神湖で行われる氷上トライアルでも楽しませてくれた。
凍結路の夜練の場所は峠とかのリスクの高い場所は当然さけ、緩やかな起伏がついていて中速コーナー(3速ね)が主体で、かつ道幅が広い某所がうってつけ。昨年も冬場、何度か夜練に来た場所だ。
9時を回ると民家がない地域だからほとんど交通量がなくなるし、コース長さ自体は3kmぐらいだけれど、前後の交差点までしか外灯がない道だから、中は対向車はライトでわかるので、道幅一杯に使った練習ができる。
練習のメニューは、いつも大体同じ。コースに入る前の広い駐車場で、スピンターンの練習。1速でゆっくりと定常円を描いた後ESPを切って、フェイントかけて一気に切り込み前輪を軸に3回ぐらいぐるぐる回る(笑)。これでスタッドレスのすべり具合がつかめる。次に、コースに行って、途中の500mぐらいの直線で直ドリ練習。ESPは切って、あたかもパイロンスラロームのようにステアリング操作をすれば、スキーでスロープを降りてくるときのように綺麗にドリフトスラロームができる。道にもスキーのスラローム」と同じような跡が付くのが面白い(^。^)
今年初めての直ドリは、ちょっとやりすぎて横向く寸前になってしまって、やや慌てた(^_^;。新雪の下に深いわだちができる場所でわだちに後輪が煽られたためだ。悔しいので折り返してもう一本やる。その次は緩やかなS字でかるーくドリフトさせる練習。最初はESPを入れたまま。左右と切り返すのだけれど、右がちょっと逆バンク気味なので、テールが一気に出てESPが効く。ここも折り返して逆向きに走り、次の一本はESPを切って走る。ここのわだちも結構不定期にあるので難しい。結局、そのコースを3往復したが、残る2往復はESPを入れた状態で失速しないでかるーくドリフトして走る練習をした。グリップのない路面で頭をコーナーのインに入れるためのグリップ感と、フロントのグリップを失わずにリアに駆動をかけるニュアンスをつかむのが狙い。
大体50分ぐらい走ってたら、かみさんから電話。「谷におちてないなら、もう帰って来い!(爆)」。つーわけでそそくさと帰宅。次は雪ががんがんに降って新雪が深い時かなー。来年2月6日に予定している女神湖トライアルにむけて、夜練はまだまだ続けまっせ。
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コメント
sabuさん>
それきっとスパイクの飛び出しが多すぎたんだと思いますよ。私も経験ありますが、圧雪とアイスバーンの効きを浴するためにマカロニの頭をだしぎみに打ってもらったら、氷が薄いところや舗装路だとスパイクでゴム部分が地面に触らずグリップが極端に低下しちゃいましたんで。
korodaiさん>
いやいや、人様に教えるなどにわか雪国の住人の私にはおこがましい話です。長野ネイティブな人に比べれば都会からの移民ですから遥かにへたくそだから練習しないとダメなんですって;;;
お間違いなきようm(__)m
投稿: ta_tsu | 2005年12月20日 (火曜日) 01:34
先日冗談半分で「ドリフト教えてください」、なんて書きましたが、ホンマモンやったんですね~。こないだの日曜日の朝、積雪数センチの京都市街地をオールシーズンARQで流したんですが、回りはノーマルタイヤのクルマだらけで少しだけ優越感に浸ることができました★
投稿: korodai | 2005年12月19日 (月曜日) 19:26
>空転させていたクルマの車重と勾配の程度にもよると思いますけど、
その通りなんです。
車はランクルの新しいやつ、勾配は万座温泉プリンスの玄関の手前の坂くらいでした。
気温は鼻毛が凍りました。
多分、スパイクが無かったか新しすぎて飛び出してたか、はたまたニセスパイクだったかじゃないでしょうか?
まるでガラスの上で野球のスパイクで100メーター競争をやってるみたいでした。(笑)
んっ、スパ父さん?なんのこっちゃ。(笑)
投稿: sabu | 2005年12月17日 (土曜日) 21:05
>スパイクはいた車が空転している所をスタッドレスが登って行けた
へーそんなことあったんですか!私とかSabuさんの世代までですよねスパイク体験(笑)。いまでもあの強力なストッピングパワーは恋しくなったりします。
空転させていたクルマの車重と勾配の程度にもよると思いますけど、たぶん空転させたことでタイヤ表面の温度が上がってしまい、ひたすら氷を掘ってしまったんでしょうね。
スタッドレスも空転を多くさせると、前述の直ドリと一緒でグリップはあっという間に失われますからね。今のESPとかのデバイスってスタッドレス前提なんだなって思います。
再氷結の原理発見の逸話は、前にテレビでやってたんですけど、雪国でスタックした車をだすのに、バスタオルをつかっていたことに起因してるらしいです。それまでは板引いたり、金属製のラダーを使うのがほとんどだったんですけど、あるとき地元の人がスタックしたくるまの前に、ぼろ布を引いて踏み固めてる。
布なんかじゃ、すぐにタイヤが巻き込んじゃってダメだろーっておもってたら、布は微動だにせず車は簡単にスタックから抜け出せたと。そこで、タイヤメーカーで試しにスポンジを使ったタイヤを作って実験したら凄くグリップが得られたそうです(笑)
投稿: ta_tsu | 2005年12月17日 (土曜日) 11:02
さすがta_tsu さん、疑問点のほとんどが解決しました。
私がスタッドレスをはいてスキーに行ってたのは10年くらい前の事でしたので再氷結なんて全然知らなかったし思いもよらない事でした。
昔のはエッジ効果とかアワアワ効果とか髭効果しかなかったですもんね。(笑)
これはスタッドレスを装備して京都を楽しまねば!(決)
路面温度が低くなればノーマルでも走れるということはNHKのアムール川の番組をみてびっくりしたので知っていました。
夜中の車山スキー場でスパイクはいた車が空転している所をスタッドレスが登って行けたのも路面温度が低すぎて硬いのでそうなったという事ですね。
投稿: sabu | 2005年12月17日 (土曜日) 10:46
sabuさん>
>表面にうっすら雪が乗ってる状態でしたらいっちゃん滑りやすいんじゃないかと思っているのですがいかがなんでしょうか?
そう感じますよね。でも逆なんです。
実は一番すべりや凍結路って、気温が常温で表面が溶け出している状態なんですよ。氷の表面の雪が解けて水が浮いてるような状態。女神湖とかの氷上で経験してますが、正直2本足では立てません(笑)。
逆に、氷点下まで外気温が下がると、雪も氷もほとんど解けません。タイヤで上から圧力をかけられるとちょっとだけ解ける(PV=NRTの方程式で圧力がかかると温度が上がります)のですが、外気温が低い為にすぐ再氷結します。
つまりタイヤのトレッド面に粉雪の接着面ができたような状態になります。スタッドレスが氷に食いつくのはこの原理を使っていて、最近は、タイヤ表面が吸水性を持っていて水を吸うだけでなく、その水をタイヤの回転の放熱効果で冷却、次に路面に当たるときに再氷結しやすくしてます。
だからスタッドレスで走るとビョーって感じで、スリックみたいなタイヤのトレッドが張り付いてる音がするんですよね。だから、粉雪が乗って、氷点下よりダイブ低い温度のときが絶好の夜練日和なわけです。
でも、相手は氷ですから、絶対的なμが低いことと、速度が上がってタイヤと氷の間の摩擦熱が増えると、タイヤ表面の再氷結ができず、この効果は薄れます。直ドリとかやってると摩擦でタイヤの表面温度が上がりグリップが落ちていき、同じタイミングでカウンターを当てても、徐々にドリフト幅が大きくなってしまうのがわかります。
投稿: ta_tsu | 2005年12月16日 (金曜日) 00:01
>もちろん気温は氷点下5度だから、新雪の下はカリカリに凍ってる状態だ。
ということは路面の温度はマイナス3度プラス2度くらいなのでしょうか?
表面にうっすら雪が乗ってる状態でしたらいっちゃん滑りやすいんじゃないかと思っているのですがいかがなんでしょうか?
私の経験ではサーキットのウエットな路面にオイルがばら撒かれているような感じなのかな~?と思うのですが雪道の経験があんまりないので・・・・素朴な質問です。
投稿: sabu | 2005年12月15日 (木曜日) 23:13
pookyさん>
いやいや、パイロンなしスラロームみたいな地味なかんじです。凍結路は圧雪路と違って派手にやると、収まりがつかなくなるんで;;;
impもう出てましたか!買ってこないと。
投稿: ta_tsu | 2005年12月15日 (木曜日) 17:05
そちらは四季を問わず、
気持ちの良い「練習場」がいっぱい有って、
いいですねぇ~(^^;)
ta_tsuさんの直ドリって凄そう。。。
※そーいえば、imp 1月号にご夫婦で載ってましたね!(^^)
投稿: pookey | 2005年12月15日 (木曜日) 16:20
>すんごい練習してますね。
というか、寒冷地だから、生活のために必要な練習でして(笑)。かみさんにも、止まるのと曲がるのはやらせてます。
>とても、、、まねできません
いやいや、絶対速度が低いからね。
峠走るよりは安全。でもミスしてブレイクアウトしちゃうと、そのまま滑走して舗道の縁石を直撃、宴席無いところは、街路樹直撃の危険度は高いので、慎重な動作は必要。
直ドリの一本目は、かなり横向いたあと、縁石スレスレで立ち直ったから手に汗かきました。
>「谷におちてないなら、もう帰って来い!(爆)」。
心配ですから。。。(笑)
谷に落ちてたら電話でれないって(爆)
若い頃は、雪の峠に行きましたけれど、今はそんな根性は無いので、平らで広いところだけ。ドリフトといっても、ESPで無理やり向きを直されない範囲だから運転者以外は実感がないよ。
投稿: ta_tsu | 2005年12月15日 (木曜日) 15:23
すんごい練習してますね。
とても、、、まねできません
「谷におちてないなら、もう帰って来い!(爆)」。
心配ですから。。。(笑)
投稿: つ | 2005年12月15日 (木曜日) 15:10
去年は、ARQでも走ってみましたけれど、回るほうは行くんだけれど、サイドターンは結構大袈裟なアクションいりますね。あと凍結路でESPきるとすごく恐いっす。重さと大きさを実感します。
投稿: ta_tsu | 2005年12月15日 (木曜日) 12:58
女神湖練習かぁ~(苦笑)
今度はこちらもTTでなくARQだから あのでかいの振り回せるかなぁ~(爆)
投稿: た | 2005年12月15日 (木曜日) 10:41