【クルマ】新TTを見てきた。

乃木坂の国立新美術館で、行われた新TTのイベントに行ってきました。

入り口をはいると、早速お出迎え。かなり顔が変わっているのに、全体の意匠の継承は十分で、見た印象はTTのイメージを保ってます。

実車を見た第一印象は、以外にコンパクト。全長で12cm、全幅で8cm、全高で5cm、ホイールベースで3cmほど大きくなっているはず何だけれどリアゲートのフラットスペースを短くなってたり、キャノピーの幅が旧型と一緒でありながら、トップへの絞込みがきつめになっているあたりで、全体の詰まった感じをうまく出しています。タイヤが245-40R18と太くなってることも要因の一つかも。

リアのウイングの出方は秀逸で、複雑なリアゲートの複雑なラインが、実はウイングとしての機能を前提にされているのがよくわかります。起き上がったウイングは左右両端が下がったラウンド形状でかなりかっこいい。

乗り込んでみると、天井とのクリアランスは明らかにましているもののルーフに囲まれた印象は同じ。また、ダッシュボード全体のボリュームが増していることや、センタートンネルが太くなっていることなどから、車室が広くなっているのに包まれ感は増してます。

内装の仕上がりは、格段に高級になっていて、気になっていた純正ナビの収まりも悪くいい感じです。先週見たケイマンの内装のチープさにくらべると雲泥の差(笑)。まあ、あっちはオプション前提ですからしかたないか。。

特にシートは秀逸。リアシートともふくめ、質感も座った感じもいいもの。これだけ、現行モデルにつけたいねー！って話してるオーナーも。現行A3SBとかについてるスポーツレザーシートとベースのデザインは同じですが、サイドサポートの張り出し具合や座面の当たり具合がかなり良くなっている印象を受けました。

といいところばかりを書きましたが、残念なこともいくつか。

まずデザイン的には、フロントまわりのデザイン。グリルが大きくて左右のライトが離れてることもあるのだけれど、押し出しが強い反面、重く頭でっかちに見えます。シートに座った感じでは、左右の見切りも今以上に悪くなった印象です。

あとブレーキ。18インチホイールぎりぎりのかなり大きなローターが前後ともについていてパッと見で効きそうな気配はするのですが、A4とおんなじ鋳鉄性の重そうなキャリパーは、なんとかならないものか。リアルスポーツって言うには、あれはチープすぎ。

このあたりは、ローターが小さくてあれーって感じたものの、定番のアルミモノブロックの4ピストンキャリパーがついてるケイマンの方がちゃんとしてます。ばねしたの軽量化って意味ではかなり重要なファクターなんだけれど。

って感じですが、乗ってみたいと強く思いました。でもって乗ってみてびっくりするほど運動性能が上がってたら、グラグラってくるかも知れませんね(^_^;