【クルマ】アルファスパイダーを見た。

ずっと気になっていて、実車がディーラーに来るのを心待ちにしていたのが、アルファスパイダー。ジウジャーロとピニファンリーナのコラボという贅沢な生い立ちは、ゲルマン系のクールビューティなスポーツカーとは、明らかに一線を画している。

ボディサイドに、きらりと光るピニのエンブレム。ブレラと同じ意匠を継承しつつも、スパイダーとしての色気を十分に出しているのがすばらしい。

リアビューのラインが、とてもセクシー。写真では、かなり分厚く見えてるけれど、実際にはもっと引き締まって見える。

トランクは、剛性確保のためにかなり開口部を絞ってあって、ユーティリティは良くない。深さは十分にあるものの、奥行きと幅はかなり狭かった。ヴィトンのボストンバックが二つでいっぱいかもしれない。

内装はブレラと同じで、質感が高い。このクルマは2.2のベーシックモデルだったため、室内にはレザー部分が無かったが、レザーオプションをつければ、かなりいい感じになる。

このスペース、ポケットの位置ともあわせて、かなり使い勝手が良さそう。ここに手荷物がしっかり置けるから、トランクはアレでもいいだろう。AudiのR8にも同じようなスペースが確保されているとのことなので、これからはやりそう。

一応キャディバックが2個つめるという触れ込みだけれど、2本積むとかなり座席のポジションに制約がでそう。

とにかく実車を見た印象は、かなり良かった。トップを閉めたときのシルエットもかなり良い。トップの開閉機構はガヤルドスパイダーやハネウマと同じメーカーだから動きはほとんど一緒。トノカバーが開いて、トップが出てきたあと、トップの後ろ半分が開いて、トノカバーが閉まってトップがかぶさるという奴だ。緻密な反面、途中で故障したときに、どうやってリカバリーできるのかが心配(笑)。

買うなら3.2だが、600万が素の価格というのはちょっと高めか。来春に出てくるといわれているNewTTロードスターも同じぐらいの金額だと思うので、これが出てきて比較するのが楽しみだ。