【クルマ】135iCoupeを見る。

135iCoupeを見るのは、初めてではない。
TMS2007で、展示されているのは遠めに見ていた。ただし、それはブースの２階に持ち上げられており、2回はオーナーのみのスペース（自分も一応BMWオーナーだったけれど、事前登録があったらしい）だったので、間近では見れなかった。

そういう意味で、今日は本当の初対面ともいえる。

ショールームのウインドウ越しに見た姿は、ロングノーズ、ショートデッキを絵に描いたようなシルエットでノーズ下がりのプロポーションも含め非常にきれいだった。

展示されていたのは、ブラックサファイアと呼ばれるメタリックの黒。BMWらしいといえばらしい色。この黒の内装には、最近ドイツ車で定番化しつつある赤内装。

写真では朱色っぽく見えているが、もっと赤の純度は高い。最近のBMWの内装は、3年ぐらい前から格段に良くなっていると私は思う。特に内装の細かなデザインクオリティがあがった。

レザーの質感やステッチの感じなど、車格に関係なく良くなっていると思う。

ドライビングポジションも足を合わせると手のポジションが自然とはまる。チルトでこまごまやる必要がほとんどない。ステアリング越しに見えるメーターの視認性もいい。ステアリングはZ4Mなんかと同じ小ぶりで太目の握りやすいもの。シートも固めだけれど、あたりは柔らかく悪くない。

惜しかったのはシフト。腕と足を合わせたらRと1速が遠い。右のMT自体が久しぶりだからそう感じたのかもしれないけれど、助手席でシフトを握ってみたら、こちらのほうがレバーの角度とストロークはしっくりしていた。シフトリンケージの調整でなんとかしてほしいところ。

後席のふっとスペースは必要十分。ただし、乗り降りは低いルーフと小さ目のドアのために結構にじり口風に入らないといけない(笑)。ヘッドクリアランスは、椅子に深く腰掛けると170cmの自分の身長で、天井に髪の毛が触れたけれど、浅めに座ったら大丈夫だった。

トランクは、ショートデッキから想像するよりも深い。後席を倒してトランクスルーができることを考えるとなかなか実用性がある。ちなみに前3クーペ（E46）同等とのこと。

そして、この車の売りのひとつ、6ポッドブレーキ。リアの４ポッドとあわせてBMWにはあるまじきハイスペックなブレーキキャリパーがおごられており、ショールームのスタッフ氏いわく「M3にも付いてないブレーキです」

そしてBMWでターボといえば、この2002ターボ。135iクーペは2002ターボのオマージュといわんばかりだ。しかし今見てもこのオーバーフェンダーはカッコいい。

そして、これがこの車のお見積もり。ナビもレザーシートも付いているから自分は538万でもOK.だ。オプションの多くは自分にはいらないもの。値引きがどのぐらいあるかわからないけれど、うまくすれば乗り出し550万ぐらいでいけるんじゃないだろうか(笑)。
試乗車にはぜひ乗りたいと、ショールームのアンケートに答えておいた。