【メンテ】Z8の腹具合を観た。
テールから見たところ。ぱっと見てオールアルミシャシーということはわからない(笑)
デフにはかなりしっかりとしたガード兼冷却フィンが装着。一応LSDが入っているから放熱性を考慮されているのだろう。また、その奥にみえるマフラーの間を埋めるような小さなディフューザーで、デフにしっかり風を当て込んでいるのだろう。小さいけれど、しっかりとボディに装着してあることやポリカーボネイトではなくアルミ製ということもあり、相応の効果を得ていると思われる。
びっくりしたのが、これ。マフラーアーシング。左右のエクゾーストにつけられていた。最近では市販車に結構導入されてるけれど、2000年当時はほとんどアーシングは認知されて無かった。エンジン周りのアーシングが先行して後からマフラーアーシングの話題が出てきたと記憶している。
実はエンジンルームを見ていてもアースラインはアルミシャシーかつリアバッテリーということもあり、しっかりとしたアースラインが作ってあった。このあたり他のMシリーズが同なのか知りたいところだ。
フロントのロアアームはアルミ製。ちょこっとナックルの辺りに見えてるショックはザックス製だ。
リアサスのロアアームが鉄プレート溶接の箱構造。これにはちとがっかり。大きさからしてアルミ製では難しかったのがわかるけれど・・・
フロントのフロアにつけられたスポイラー。左右の端がねじってあるなど、かなり複雑な形状をしていて追い込んだつくり込みになっているのがわかる。ウイングレスのZ8だからこそ、マフラー間の小さなディフューザーといい底面の空力にはかなり気を使ってあるようだ。
写真右端の白く塗装がはがれている部分は、おそらく顎すり防止ようにつけられている鉄製のセンサー。コンビニの出入り口などの角度のある段差を降りるときには、かならずここが先に当たるので、見てのとおりフロアや顎は無傷。
こうして、リフトアップして下回りを眺めるとその車の隠れたキャラクタが良くわかって面白い。2号機と4号機、5号機についてはおいおいアップしていく予定。
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コメント
ステンレスと鉄よりも、アルミと鉄の方が電位差は大きいですよ。(http://www.valtech.to/photo/36112/fusyoku.htm)
アルミやマグネシウムは鉄に比べて電位が高く、逆にステンレスは鉄より低いです。問題は、電蝕が問題となるのは、高位金属の面積が低位金属よりも小さい場合の高位金属側です。したがって、異種の金属を接合する場合に、その2つよりより低位の金属を使ってブリッジしてやれば、その部分が犠牲になって2つの部品の錆の進行を抑える事ができます。そこまで考えて作ってはいないかな(^_^;
投稿: ICHIO | 2008年4月 4日 (金曜日) 07:43
ICHIOさん>
ガルバニック腐食ですが、鉄とアルミは問題ないです。一番はステンレスとアルミ、ステンレスと鉄なんですが、この場合には、アーシングではなく、逆で絶縁が必要なんだそうです。
だからステンレスのマフラーは鉄のボディに対してゴムによるフローとマウントされているんですよね。エクゾーストの蛸足がステンレスの場合もガスケットで絶縁されてますよね。
というわけでステンレスマフラーに対してわざわざアーシングを行ってアルミボディに接触させてるのは排気摩擦による静電気の帯電をとるためなんだと思います。
投稿: ta_tsu | 2008年4月 3日 (木曜日) 23:58
マフラーのアーシングは電蝕対策じゃないですか?アルミ材とスチールでは電位差が生じますから、所々でつないでやらないと接合部が腐っちゃいます。
投稿: ICHIO | 2008年4月 3日 (木曜日) 09:27