【クルマ】M3カブリオレに乗る。
軽井沢にご家族でツーリングに見えたOGさんのご厚意で、ご子息用のM3カブリオレ(米国仕様並行)を町内をクルリと試乗させていただいた。
自分的な町内の試乗ルートは何種類かあるのだけれど、今回は一番ショートレンジのルート。でも、しっかりスロットルを空けるところと、足回りにちょっと厳しいのぼりの逆バンクS字の切り替えしがある。
このM3カブリオレは、SMGモデル。SMGに乗るのは、M5以来。あの時は、V10のパワーをもてあましてしまってなんだかギクシャクしてるだけだった。今回は、持ち主がかなり上手に調教してるとの話だったので、最初からMTモードで走り出す。
スロットル操作なしにパドルでシフトアップすると、案の定、ウッ、ブワーという感じの裏打ちでシフトアップ。で、長いストレートに出たところで、今度はスロットルを1000回転ぐらい(もしくはパーシャル)に戻すつもりで緩めてシフトアップ。すると半クラッチみたいなつながり方でショック少なくシフトアップ。しかもつながりは速い。その感じをつかんでからは、3→4→5と気持ちよくシフトアップできる。シフトダウンも同じタイミングでOK。ブリッピングしながらうまく5→4→3とダウンできた。
とここまで走ってみて、このクルマがM3としてはかなりマイルドだということに気がついた。となりに乗っているOGさんによれば、このあたりは米国仕様ならではとのこと。正直加速感は、現行335iカブと同じ印象。
でも、違いはエクゾースト。4本だしらしい太い音が気持ちいい。直6のレスポンスはSMGだからさほどスポイルされず、スロットルをワイドオープンして加速するときも、やシフトダウンのブリッピングも気持ちよく耳に届く。この当たりはカブリオレの気持ちよさをちゃんと抑えてる。
足回りは、M3としてはロールが多いけれどロール速度は抑えられているから、ステアリング操作に対してワンテンポおくれるようなダルな挙動はなくてリニアに頭が入っていく。逆バンクのいやらしい上りコーナーでも、イン側の前足も後ろ足もきちんと伸びて路面をつかんでいるから、アンダーは顔を出さないし、タイヤもほとんどなかなかった。
30分ほどの試乗だったけれど、スポーツモデルというよりGTという味付けと感じた。でも、ボディサイズとは裏腹に小気味よくまわる回頭性のよさと、アクセルに対してリニアに回り込むテールは、BMWらしい気持ちよさでワインディングが苦手なんて気配はない。
「クルマが一台しかもてなかったら、このクルマはベストチョイスかもしれないですよねー」とオーナーのOGさんと話ながら短い試乗を終えた。貴重な試乗の機会を与えていただいたOGさん、ありがとうございました。
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