【ロングドライブ】喬木村へ「禍誤除けの滝」を見に行く。

11日の朝刊に出ていた記事を見て、長野県内にも凍結して氷瀑になる滝があることを知った。全面凍結する滝といえば、真っ先に思い浮かぶのが「袋田の滝」。かつて横浜在住時代に、この滝が全面凍結した様子を見たくて3年も通ったほどの氷瀑ずきな自分としては、居ても立ってもいられず(笑)

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早速、Googleで検索、その場所が飯田市に隣接する喬木村の三遠南信自動車道の矢筈トンネルそばにあることを確認。この地域は、いまだかって足を踏み入れたことのない未踏地域ということもあり、探査もかねて迷うことなく11時に1号機で出発した。

ナビが出したルートは、こんな感じ。

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いつもどおりの上信越～中央道のルートで、長野県を南下して220kmほどの距離。休日だけれど意外にすいている高速を快走。

お昼過ぎになったところで行きがかった「駒ケ岳SA」 のレストランに立ち寄り、名物のソースカツ丼を頂くことに。

レジで食券を購入するときに「注文されてからカツをあげますので10分少々お時間をいただきますがよろしいでしょうか？」といわれたとおり、揚げたてサクサクの衣に、ホクホクのお肉のカツが薄口だけれど甘めのウスターソースがサラサラとかけられていて、以外にもさっぱり。ソースに浸されるからこそ、揚げたてが大事なんだとあらためて納得。

美味いランチでをさくっと済ませたあと、飯田ICで高速を離脱して一路喬木村へ。

千曲川をわたると景色はいっぺんして、それまでの市街地から山間の山村の様相にかわった。センターラインのある割と広めのワインディングを走ること30分。工事区間の片側交互通行部分を抜けると、突然視界が開けていきなり目の前に複雑な形状をしたループ橋が現れた。これが三遠南信自動車道の喬木ICらしい。

ループ橋を上らずにわき道を入り旧道（県道251号）方向に進むと、そこが遊歩道の入り口だった。旧道方面は見ての通り通行止め。旧道は、この通り通行止め。トンネルができてから使われてる様子がほとんどない状態だ。

この看板の右横に小さな上り口があり、それが遊歩道の入り口。入り口にはこれから先の急坂のために用意されたと思われる手製の杖がいくつも置かれていた。

遊歩道の入り口から振り返るとぽつんと待つ愛車の後姿がかわいい(笑)

遊歩道には、迷わないようにこうしたカンバンが立てられていた。今年は雪が少ないおかげで、足場は悪くなく落ち葉と霜柱を踏みしめながら一歩一歩上っていく。

残雪が残る短いガレ場を抜けて、10分ほどで目指す「禍誤除けの滝」に到着した。

雪が少なくて、この日も気温が高かったこともあって、氷瀑は一部解けていたけれど青く光る氷瀑部分はやはり神秘的だった。ちなみに、去年の同じごろはこんなにも凍っていたらしい。来年もぜひトライしようと思う。

山道の常で、往路より復路は早く、出発しておよそ20分ほどで愛車の待つ入り口に到着。

ふと見れば、クルマの横にもかなりの氷柱群。ちなみにこの場所、標高が1000m弱らしいけれど、それは拙宅とほぼ変わららないんだけど、千ヶ滝とか凍らないのはなぜだろう？

そんな素朴な疑問を感じながら、帰りにループ橋と記念撮影。

スルスルと喬木村の山をくだり、天竜川を渡るころは、ちょっと夕暮れて川面が赤く染まり始めていた。

飯田市にもどって高速に乗る前に、以前TV番組で紹介されていた「お菓子の里、飯田城」にちらっと立ち寄ってお土産を調達。

お目当ては「こりゃたまげた大福」(笑)。

飯田城で、売り場の女性が話す言葉が、聞きなれた長野の方言ではなく、岐阜や名古屋に近いのにちょっと驚く。行政圏は長野だけれど、文化圏的には、名古屋のほうがはるかに近いから当然といえば当然だろう。

お土産をゲットしたあとは、飯田ICからワープ。帰り道は、概ね順調で6時半には無事帰宅。帰宅後、さっそくお土産の大福を食べてみた。

栗がメインに見えるけれど、この栗の周りにはクリームチーズと、モモとリンゴが仕込まれていた。想像がつきにくいとは思うけれど、これ実はなかなか良いバランス。粒餡の甘さが控えめなこと、リンゴとモモのコンポートのおかげで後味は意外にもさっぱり。
面白いのが、クリームチーズと小豆の相性のよさ。甘さ控えめなのにコクがあって美味しい。これは正直びっくりした。ぜんざいとかにもいけるかもしれない。

というわけで、長野未踏地域へのロングドライブ（ミドルレンジかな）は楽しく幕を閉じた。

本日の走行距離：453km
平均燃費：8.1km/L