スター・トレックに浸る。
微妙な不安と期待の入り交じった気持ちでスクリーンを見てたけれど、それは冒頭の戦闘シーンが始まった瞬間に完全に払拭された。もう完全に圧倒されてしまうスピード感の戦闘シーンと、それだけで終わらない戦争によって背負わされる是非のない人間ドラマに、一気に映画の世界観に引き込まれた。そしてこのプロローグこそが、エンディングにつながって新しいスタートレックの起源になるというプロットの秀逸さ。
さらに、エイブラハムは、トレッキーなら納得のパイン船長を絡ませた巧みなスト−リー展開と、スポックとカークが各々背負いこんだ偉大な父親へのコンプレックスを対峙させながら、二人の関連性を織り込んで見せてくれる。
そして最後の10分の地球の未来をかけた闘いで、この新しく若いエンタプライズ号のクルーが、テレビシリーズのクルーに昇華させてしまう演出のすばらしさ。チェホフ、カーク、スコット、マッコイ、ズールー、ウーラ、そしてスポック。顔は微妙に違えど、キャラクターはまごうことなくオリジナル版どおりだと感じた。
2作目の制作も決定しているとのことだけど、できれば24やLOST、HEROのようなシーズン展開のテレビシリーズになってほしいと思うのだけれど・・・駄目かなー。
すばらしい作品で満たされた気分とは裏腹に、18時半スタートで2時間興奮しっぱなしですっかり腹ぺこに。カーク気分のまま2号機で高崎へ小ワープ(笑)。初めて行く店だったけれど、すばらしい料理の数々でさらに上機嫌になった、そのくだりは、こちらで。
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