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2011年9月13日 (火曜日)

【NBRツアー】四日目、よいよ本番。

ケルンのホテルを8時前にチェックアウトしアウトバーンを飛ばして、ニュルブルクで大学の後輩であり、今回ノルドシュライフのレクチャー&車両手配をしてくれる現地駐在のスバルテストチームのマネージャーのA君と合流。会うのは15年ぶりぐらいなんだけれど全く印象は変わってなくて、あのころのまま(笑)

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彼が用意してくれたのは、これ。日本では良く見かけるクルマだけれど現地では垂涎のクルマ。駐車場に停めてると写真を撮られてた。3人でこれ一台だと周回数が稼げないのと、もっとアンダーパワーで踏み切れるクルマがあった方がいいという判断で、レースレンタカーもチャーター。日本から事前予約してあった「RentRaceCar」

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数ある中から、ここを選んだのは現地のA君のお勧めだったが、CPが良くかつ、色んな車種が用意されていた。今回は前述のとおり踏み切れるスイフトスポーツをチョイス。

ガソリンスタンドで給油したあとノルドシュライフのゲートへ。

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ゲート脇にはオフィシャルカーのGTRが停まっていた。しかし、いきなりレッドシグナルが点灯していて、コースはクローズドに。どうやら朝一で重大事故が起きたらしい。(後に2名乗車のクリオが刺さって、助手席の乗員が車外放出され死亡と解る)現場検証のパトカーも到着。

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こちらのパトカー以外にこの手のワゴンが多い。実用的に考えると確かにワゴンの方がいいかもしれない。速度的にもとりあえずドイツ車なら遜色は感じないはず。

この様子じゃ午前中一杯は走れそうにないよ、というスタッフの言葉を信じて、サーキットの中心部に位置するニュルブルク城へ。

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時代を遡ってるような錯覚になる夏草が繁る石畳&階段を5分ほど登ると、塔の下にたどり着いた。狭くて真っ暗な螺旋階段がグルグルと続く内部をこれまた5分ほど上り頂上へ。塔の頂上からは想像以上の絶景が広がっていた。

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城から、町の中心部グランプリコースのメインスタンド方向を望む。前述したとおり城はノルドシュライフのコースの中央にあり、城を中心として街を囲むようにノルドシュライフのコースがぐるっと一周している。

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写真は城から見て左手のノルドシュライフのゲート方向から右手メインスタンドまでを続けて撮ったもの。サーキットコースが普通に街中を走っているのが解る。

城からコースを見たらオフィシャルカーが走っているのが見えたので、コースオープンになったと解ったので、急いで戻り、よいよコースイン。まずは後輩のA君のドライブでコースのレクチャー。彼にとってここは仕事場でもあり、すでに300Lap以上しているから、リングタクシー以上の速度でラインと注意点を的確に説明しながら走る。

レクチャーを受けながら一周して戻って来たら、なんとまたクローズド(笑)

駐車場にもどると、こんなスパルタンな奴が。

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ここまでくるとフロントエンジンのフォーミュラーと言っても過言じゃない。しかし、このクルマ、このあと雨が降って来たので走らさずにトランポに戻す事になってしまうのだけれど。

ゲートでリスタートを待っていると、クローズドの元凶らしきクルマがトランポで到着。この角度だとよくわからないけれど、マシンはセアト。激しくフロントからささったらしい。

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再びゲートオープンして走り出したが、見ての通りの大混雑。速いクルマが後ろから来たら右のターンシグナル点滅して右に寄るというルールをまもることもあり、なかなか思ったようなペースやラインで走れない。

インプレッサの先導で一人一周の3周を走ったところで雨が降って来た。それでも、クルマをチェンジし今度はインプレッサとスイフトの両方を僕らでドライブしながら周回を重ねる。その間も2回イエローフラッグがふられ、ヤンエグ風の997ターボ、やんちゃなゴルフ2が路肩に刺さっていた;;;

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まさにこのビルシュタインのビルボードのようだ。

各々がインプレッサで1周、スイフトで1周の計6周したところで、またもクローズド。今度は走行中の車両がオイルをまいたまま、コースを半周近くしてしまったからだった。終業時間まで20分弱しかなかったこともあり、そのまま本日は営業終了となってしまった。かくしてNBR初挑戦は各自4ラップ、計12ラップで終わった。4ラップって書くと少なく見えるが、正味1時間、FSWのフリー走行の2枠分であり、一周20kmのNBRだから80kmはしったわけで、FSWなら40ラップ近い数をこなしたことになる。

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ゲートを出てガスをいれたあと、レンタカーを返却。そこで、朝の事故についての情報を知った。レンタカーを返したあとは、今晩の宿へ。

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チェックイン後、晩飯を食べにあるいて数分のイタリアンレストラン、「PISTENKLAUSE」へ向う。道すがら振り返るとニュルブルク城が夕日に照らされていた。このレストランは、地元じゃ有名なお店で、あのニュルブルリンクの女王と言われているサビーネ・シュミッツの実家であり、古くからレース関係者が出入りしていたこともあり、壁や天井にはサインや写真が溢れている。

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名物の石焼ステーキとポテト、ビールの無敵のトリオで、宴がもりあがったのは言うまでもなく、漆黒の闇のなかライトアップされるニュルブルク城を見ながらホテルにもどった。

最終日へ続く。

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コメント

QUATTOMOさん>
左ハンドルのインプやスイスポ、GTRが意外に違和感ないのが自分でも不思議でした。
やっぱり左ハンドルの方がMTは操作しやすいなというのは実感しましたね。コーナーの
脱出の時のGのかかった状態でのシフトアップが楽でした。

雨樋はたしかにしっかり地下に入ってるところを見ると、雨水タンクがあっても不思議じゃないです。
ドイツは水道利用についてかなり厳しくて、洗車に水道水を使うのは禁止されてますしね。
現地にいる後輩に聞いてみます!

投稿: ta_tsu | 2011年9月14日 (水曜日) 09:32

STIインプにスイスポ、GTRと、日本だと珍しく無いクルマでも所変わると
たまにトップギアに出てくるサビーネ姉さんは、まさにジモティだったんですね。
全然関係無いのですが、建物の雨ドイに目が行ってしまいました、造りが立派だし地下に貯めてるのでしょうか。

投稿: quattomo | 2011年9月14日 (水曜日) 01:04

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