【インプレッション】輸入車一気乗り・その2:XKRに乗る
完全無欠の991の次は、インドに嫁いだ英国美人のXKRへ。
ドアを開けてシートに座ると、おなじみのちょっと酸味のあるイギリス車の匂いがした(笑) 某所で64年のEtypeのドアを開けたときも同じ匂いだったし、拙宅の3号機も同様。おそらくシートや内装、絨毯など糊の匂いにちがいない。
991の最新のPDKと比べるとメカニカルな部分はオーソドックスなATなんだけれど、シフトレバーの無いダイアル式のシフトコントローラーをDにセット。
これってすごく斬新なインターフェイスなんだけれど、どこか頼りなく感じるのは英国製だからかも知れない(笑)
先ほど991で走ったのと全く同じコースを走るのだけれど、別の道のように感じるほどの違いがそこにはあった。まず足回りが、やっぱりジャグワーらしい猫足。固いあたりは無くても、引き締まった体操選手みたいな筋肉質な印象の991とは対照的で、例えるなら高飛びの選手とかだろうか(笑) いわゆる剛と柔。
991がギャップを跳ねずに、フラットに走り抜けるのにくらべXKRはギャップを飛び越えるようなしなやかなボディの動きを見せる。高速コーナーでも適度にロールしつつインリフトせずにコーナーの内側が路面をつかみ続けてくれる。
エンジンについていえば、NAの水平対抗6気筒3.8Lを抱く991でも低速トルクは十分に感じたけれど、XKRはさらにその上を行く5L+SCで低速トルクは必要十分。V8のフィーリングが意外にもっさりしていてガッカリした。もうすこし回る気持ちよさが欲しいと思ったが、このXKRの更なるチューンドバージョンのXKR-Sの動画を見ても、さほどフィーリングは変わってない雰囲気なので、XKRのキャラクタとして受け入れないといけないのかもしれない。
ブレーキは991の後に乗っても見劣りすることはなかったが、初期制動のあたりが強くリニア感がやや薄いのが気になったかもしれない。
ちなみに、991とXKRどちらか一台頂けるという話しになったら自分はXKRを選ぶ。理由は、ロングノーズが好きだということと、あのしなやかな足回りが自分のスタイルにあっているからだ。
その3に続く。
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